マリーアントワネットとフェルゼン 密会の場所
マリーアントワネットが好んでプライベートな時間を過ごしたプチ・トリアノンのすぐそばには愛の神殿と呼ばれる場所があります。
テンプルドゥアムール。愛の神殿🏛
そこで彼女はフェルゼンに密会していたと、伝えられています。
ここで、どんなことを話してたんだろう。
きっとマリーアントワネットはここで1人でフェルゼンを待っていて、フェルゼンにはとても彼女が小さくて守ってあげたくなるような少女のように見えたんじゃないかな。
自分だけに見せてくれる表情、自分のことを頼って何でも話してくれる彼女のあどけなさ。
女王として尊敬する彼女の別の表情にどんどん惹かれていってしまうのをとめられなかったのかもしれない。
キスとかここでしたのかな。2人にとってはここが世界のすべてみたいで、時間が止まったように感じられたんじゃないかな。
お城から遠く離れて、高い石垣や木々に囲まれた愛の神殿は、そこだけ切り取られた世界のようで、マリーアントワネットがここを密会の場所に選んだのも納得できた。
帰り道、愛の神殿で現代の欧米人カップルがいつまでも抱きしめ合っていた。ただ2人で何も言わずにギューっと。すごくロマンチックだった。
好きな人と一緒にいられることの喜びをただ分かち合っていて。
愛することがいることがどんなに幸せなことかマリーアントワネットが教えてくれて、そして見守っていてくれている気がして、またまた茫漠と流れる涙そのままにいつまでも眺める怪しげな東洋人。
はい、ワタスです🌸